シンガポールのサブマシンガンST Kinetics Compact Personal Weapon

 ボディアーマーの発展により、従来のサブマシンガンの地位は相対的に下がった。警察でも貫通力の高いカービンやPDWを採用する国が多い。こうした流れの中で拳銃弾を使うコンパクトサブマシンガンはそれなりに新製品が登場している。コンパクトサブマシンガンは警察や軍で従来の拳銃に取って代わるものとして開発されているようだ*1。今回紹介するST Kinetics Compact Personal Weapon (CPW) もそうしたサブマシンガンの一つである。
http://www.stengg.com/CoyCapPro/detail.aspx?pdid=399
http://www.stengg.com/upload/915fGdhTi3ggnnGQGGL.pdf
 この銃はシンガポールの兵器会社であるSingapore Technologies Kinetics Ltd.(ST Kinetics)によって開発された。PDWならぬCPWの名前がつけられており、軽量(1.5kg)、コンパクト(全長350〜500mm)であることを売りにしている。最もSteyr TMP(現B&T MP9)より大きく重い。このCPWのサイズ・重量はH&K MP7と同じくらいだ。安さではTMPにもMP7にも勝っていると思うが。

*1:これはPDWの説明でも言われていることで、新しいSMGやPDW全般に該当することだ