http://www.armytimes.com/news/2009/05/army_scar_051109w/
Army Timesによると第37レンジャー連隊でFN SCARを実戦テストするという。
現在、米軍では兵士の装備としてM4カービンとM16アサルトライフル(M16A3やA4)が使われているが、これらの銃に対する不満から、新しい銃が模索されている。
FN社のSCAR、H&K社のXM-8やHK416など、いくつもの銃が少数採用あるいはテストされてきた。
今回のテストはFN SCARにとって追い上げとなるだろうか。
しかし、これまでテストされてきた銃も、テストされるに従って欠点や問題点を指摘されている。
FN SCARの評判も必ずしも芳しいわけではない。
Defense ReviewにもSCARを批判した記事が公開された。
Are the FN SCAR Weapons (MK16 and MK17) Necessary? And do we really need to replace the Colt M4/M4A1 Carbine? | DefenseReview.com (DR): An online tactical technology and military defense technology magazine with particular focus on the latest and greatest tactical firearms news (tactical gun news), tactical gear news and tactical shooting news.
銃に限らず兵器というのは登場当初は欠陥、問題が出てくるものだ。そうした問題点は次第にプルーフされ、改良されていく。
ところが銃の場合、一般に伝わってくる評価はそうではない。
特に情報を一般に流す雑誌やガンマニアというのは頑迷な部分がある一方で新し物好きでもある。
新しい銃が登場するとそれを誉めそやし、企業のセールストークを拡大再生産する者がいるのだ。
M4やM16の問題が大きく扱われるようになり、後継と見られる新製品が登場するとテスト結果すら出ていないのにマニアが長所を紹介するというパターンがある(銃を紹介しているサイト、日本語版Wikipediaの銃の記述もそうした傾向がある)。
軍用銃の問題点は後になってから伝わってくることも多いのだ。