イギリス軍、AR-10を採用

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 http://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?t=171300
 Janeに掲載された情報の引用によると、イギリス陸軍でアフガニスタンでの任務用に7.62mm弾を使うセミオートライフルのAR-10の採用が決まったという。
 契約先はLaw Enforcement International (LEI)、製造会社はLMT(Lewis Machine & Tool Company)。
 契約金額は250万ドルで、440挺のAR-10モデルのLM7セミオートライフルとウェポンシステムが2010年から納入される。
 AR-10は、米軍のM16やM4の元となった大口径ライフルだが、最近ではアクセサリーレールなど各部の変更を加え、精度の高いバレルを用いたカスタムモデルが競技用、軍用として人気がある。
 イギリス軍に採用されたこの銃の制式名称は、L129A1とされる。
 全長945mm、重量5kg、20発マガジンを用い、各種サイズ(305mm、406mm、508mm)のバレルへの変更が可能。
 暗視スコープやストックのオプション(固定または伸縮式)なども含まれている。
 供給元の情報では、このLMTのモデルはHeckler & Koch社のHK417やFN Herstal社のSCAR、そしてSabre Defence Industriesのモデルとの競争に勝っての採用だという。
 これまでの米軍での採用やテスト結果でHK417やFN SCARの評価が高いだけになかなか興味深いニュースだ。
 海外の掲示板やブログでも昨年末から話題になっている。
 7.62mmのAR-10系モデル採用の理由は、米軍が7.62mmのバトルライフルを求めたのと同じようだ。
 現在、アフガニスタンでは500〜900mの距離での戦闘が主で、5.56mm口径のアサルトライフルでは威力、射程に難があるとされている。