現代の暗器

 PCが壊れ、代替になるマシンもなく、外で書くしかない。
「困ったときは暗器を使うと良い」と言われたことがあるので現代の暗器についての有名な情報を紹介してみよう。


 実際に使われたかどうかわからないものも含め、隠し武器というのは、一種の浪漫がある。
 隠し武器には実際に使われたものも多く、第二次世界大戦中も袖口やベルトのバックルに仕込んだ隠し銃、コインや襟元、靴底に仕込んだナイフなどが知られている。
 冷戦下でもスパイや工作員に使われ、その後もこうした武器の系譜は絶えない。
 軍やスパイが扱うものは秘密裏に製造されたものが中心だが、犯罪には手製のもの、民間で量産品として作られたものが使われる。
 FBIは9.11のテロ事件後、テロを想定してそうした民生品の隠し武器の情報を収集し、警戒を促す目的で公開した。それが以下のPDFファイルだ。
http://www.fas.org/irp/agency/doj/fbi/weapons.pdf
 小型で隠し持つのが容易なナイフ、何かを偽装した武器、樹脂製のナイフ、小型の打撃武器の写真とX線写真がまとめられている。
 廉価で入手しやすいものが多く、日本製のナイフもかなり含まれている。
 日本のMOKIのチェーンナイフがドイツ製と書かれているなど、おかしなところもある。小さなボックスカッターのように武器として使われるのかどうか微妙なものもあるが、一応使いようによっては危険はあるだろう。
 この手の品の多くは、日本でもアメリカでもその種の品を扱うナイフショップ(安価なナイフしか扱わない店)等で販売されている。