火薬と鋼のスポーツ映画ベストテン

スポーツ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ!に参加。
私が気に入ったスポーツ映画を挙げていこう。


1. 劇場版テニスの王子様 二人のサムライ The First Game (2005、浜名孝行監督、テニス)
2. インビクタス/負けざる者たち (2009、クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン主演、ラグビー
3. デスレース2000 (1975、ポール・バーテル監督、デビッド・キャラダイン主演、カーレース)
4. ミーン・マシーン (2001、バリー・スコルニック監督、ヴィニー・ジョーンズ主演、サッカー)
5. クールランニング (1993、ジョン・タートルトーブ監督、レオン・ロビンソン主演、ボブスレー
6. ロッキー (1976、ジョン・G・アヴィルドセン監督、シルベスター・スタローン主演、ボクシング)
7. 少林サッカー (2001、チャウ・シンチー監督・主演、サッカー)
8. モハメド・アリ かけがえのない日々 (1996、レオン・ギャスト監督、モハメド・アリ主演、ボクシング)
9. フィールド・オブ・ドリームス (1989、フィル・アルデン・ロビンソン監督、ケヴィン・コスナー主演、野球)
10. スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006 (2006、真島理一郎監督、スキージャンプ・ペア


1番は文句なしにテニプリ。テニスの技のエフェクトで隕石が落ち、津波で恐竜は絶滅し、何がおきているのか全く分からないが、凄みは伝わる怪作。原作は未読の人間に説明することさえ難しい漫画だが、その恐ろしさをオリジナルシナリオの中で映像化することに成功している。
2番。国際大会が中心にあるスポーツ(サッカーは典型)は、国家や民族の問題と絡んだ名作が多い。これはその中でも特に好きな映画。
3番。全体主義と管理社会による抑圧された世界での過激なスポーツを描いた映画は多い。「ローラーボール」(1975)や「バトルランナー」(1987)もそうだ。その中でも突き抜けたアホさが狂気的な世界と奇跡的に結びついた映画。
4番。キャプテン翼でも「サッカーは格闘技」という形容が作中に登場していたが、こちらは実際に戦っている。いかにも囚人然とした人物が凶暴さをむき出しにして戦うサッカーの完成度は高い。
5番。リアルタイムで見た世代は、これでボブスレーを知った人も多いのでは。状況としては大変でシリアスな部分を挟みながらも明るく前向きで、挑戦者の心意気を見せてくれる。
6番。ボクシングは孤独なスポーツで、独特の飢餓感を持ったものであり、映画はその孤独やリング外の家族、友人といったものを背景とした映画が多い。ロッキーはそうした映画の中でも記憶に残る映画で、テレビ放映でも何度も見た。
7番。カンフー映画と言ってもいいかもしれない。予告公開時から人に勧めまくった記憶がある。人生逆転の夢をかけたダメ人間たちの痛快な物語。
8番。ボクサー以上の何者かといっていいアリのキャラクターと「キンシャサの奇跡」を取り巻く状況を伝えるドキュメンタリー。
9番。スポーツものの中でも野球ほど「懐古」という言葉が寄り添うものはないのではないだろうか。中でも昔が蘇るというファンタジーはこの映画ならでは。
10番。架空の奇抜なスポーツを描いた短いデジタルアニメを元に、その背景や歴史まで創作した映画。架空の事物が現実世界と絡み合い、奇妙な味わいを見せる。


自分にとってスポーツとはルールに沿って行われるもので、それさえ守られていれば現実のスポーツルールと合致していなくても映画ではいいと思っている。その結果、格闘技ものは今回ほとんど入れていない。ルールのある試合形式のものがボクシング以外では少ないからだ。「レスラー」(2006)のプロレスは自分にとってスポーツであるかどうかかなり疑問なので入れていない。その他、「幻の湖」(1982、マラソン)も入れようかと思ったが、あれは単純に退屈なのではずした(大井武蔵野館で見た)。