ロシアのジュラルミン製シャシュカ

シャシュカ・トレーナー ver.3 - 火薬と鋼の続き。
この話題は完全にシステマ練習者向けだ。だいぶ前にロシアに注文していたジュラルミン製シャシュカが届いた。実は届いたのは一ヶ月以上前のことだが、ここに書くのを忘れていたのだ。
日本で作ったシャシュカ・トレーナーと並べてみる。




こちらはロシアで模造刀剣・甲冑制作を行っている店の製品で、1904年採用の片刃幅広のシャシュカをモデルとしている。グリップは炭素鋼に革巻き、刀身はジュラルミン。頼めば刀身も炭素鋼で作ってくれるという。注文してからの製作のため、それだけで一ヶ月は時間がかかることを覚悟する必要がある。料金は先払い方式のみ。
http://zbroevy-falvarak.com/index.php/weapons/sably/97-checker-sabre.html 製品紹介
この刀身の厚みは6mmであり、樋(グルーブ)は削ってあるが、重いものだ。刀身よりも厚みのあるグリップがうまくカウンターウェイトになっているのでバランスは悪くない。
ただし、このグリップはメッキもコーティングもないただの鋼に革を巻いたものなので、よく錆びる。手入れは必須である。グリップも革巻きもかなり強く固定されており、ずれたりぐらついたりする様子はない。


しかし私が頼んだ後で、よりシステマの練習者になじみのあるスタイルのシャシュカの発売が決定していた。それが下記リンクの1881年モデルのシャシュカだ。
http://zbroevy-falvarak.com/index.php/weapons/sably/96-shashka-sabre.html 製品紹介
形状をのぞけば基本的な仕様は同じだろう。
これから買う人はこちらのほうが良いかもしれない。