殺陣や戦闘シーンについてのメモ

Fate/Zero24話 八極拳バトルについて - Togetterに関連して。
・アニメって格闘技の監修がつく事はどれだけあるんだろうか。
・格闘技や射撃といった戦闘技術の指導者が監修や演出に関わるのは実写の映画・ドラマではよくあることで、日本だと殺陣師が居合や剣術などを学んでいる事が多い。こうした関わりは日本でも海外でもよくある。銃器のインストラクターが充実しているのはアメリカに偏っているが。
・実写映画の場合、日本でも海外でも俳優やスタントが格闘技経験者というパターンは多い。あるいは役作りのために習いに行くこともある。
・ゲームだとモーションキャプチャーの普及後に現実の技術を取り入れることが増えた。特にFPSなどで銃器の扱いについて専門のインストラクターの動きをそのまま再現している例がよく知られている。
・漫画だと作者が格闘技雑誌やビデオ、あるいは自身の取材を反映させているパターンが中心だ。例えば露骨に武術雑誌『月刊秘伝』の記事が元ネタであることも。
・興行や競技として広まっていない格闘技・武術の現実の技術を最もうまく取り入れているのは漫画だろう。逆にそうした格闘技を最も取り入れていないのがアニメではないかと思っている。作中に実在の武術の名前が出ていても、映像にはそれがうまく採り入れられていない。
・現実の取り込みにも色々な程度や考え方があるが、一番難しいのはキャラクターの個性や状況に合わせた適切な戦術や技法を選択しているかどうかという点。
・経験者・指導者が監修として関与している作品(映画など)では、その辺も関与している事が多く、そうそうおかしな事にはなりにくい。
・漫画は資料や取材が中心のため、作者の力量の差が出ている。技の再現はうまいが、状況にあってないといったこともある。
・もちろんいずれの場合も、現実に近づければ即良い描写になるというわけではないし、分かりやすさや、作り手の都合といったものも優先される。特に格闘技の中でも一般的な感覚から離れたものや動きを隠したものは、映像作品には難しいだろう。漫画なら解説をつけやすいのだが。