今日の練習でちょっと海外のトレーニングナイフの話をしたので、自分が知っているトレーニングナイフメーカー/ショップの情報をまとめて公開する。自分が使う目的で探しているため、アルミ製を扱っているところが中心。
ここで紹介したサイトで販売されているトレーニングナイフは、物にもよるが日本のこの種の用品を専門に扱う店に相談すれば仕入れてくれる可能性はある。数本頼むなら自分で直接注文するのもいいだろう。しかし私が問い合わせた際に全く返信がなかったメーカーもあるので、入手の保障はできない。
フィリピン武術系のアルミトレーナー(カランビット、ビナクコ、ナイフの3種)を製造販売している。
トレーニングナイフのブレードへの文字の刻印サービスを限定で行っているが、何年も限定のままなので今でもやっているのかどうかは不明。
フィリピン武術用品。前はアルミトレーナーが充実していたが、最近あまり載せていない。そのうち復活するかも。カタログにあるタバク・トマホークのトレーナーの写真がいつ再掲載されるか気になっている。
Atienza Kaliというフィリピン武術団体向けのショップ。独自のアルミトレーナーとスパーリング用のパッド付のトレーニングウェポンや専用シースを販売している。
ここ独自のCRKTのHissatsuのアルミトレーナーが販売されている。しかしCRKTが純正のを製造販売しているから、ここから買う意味はあまりない。
オランダのエスクリマのサイト。ダガーが豊富というだけの理由でチェックした。小さいダガーのトレーナーは珍しい。
インドネシアやフィリピン等の地域のナイフの形状中心に木製と炭素鋼の中型・大型トレーナーを製造販売している。多くのトレーナーがウッドハンドルである点とウッドにポリコードを施したものがある点が特徴的。
インドネシアの武術・護身用品店。日本で言えばガットバスター&コンクリートみたいな店である。本物ばかりだが、ダミーウェポンとして珍しいアルミトレーニングナイフもしばしば扱っている。アルミトレーナーはオンラインストアのほうにはあまり載っておらず、Facebookやフォーラムで紹介されている。
フィリピン武術中心のアルミトレーニングナイフメーカー。サヨック・カリのトレーナーの一部はここが作っている。私の初めてのトレーニングナイフもここから買った。大型トレーナーも色々ある。
かなり多彩なラインナップを作るアルミトレーニングナイフメーカー。日本でも一部販売されている。ただし、表面加工や輪郭の再現はかなり荒く、バランスも良くないので大型モデルの購入には要注意。カスタムオーダーにも色々応じてくれる反面、細かい注文にはあまり対応できない。
イギリスのフィリピン武術用品店。ここのアルミトレーニングナイフはジークンドーで使われるものと同形状のものだが、カランビットは独自のもの。特にコントロールに使う突起がついたモデルが珍しい。
ウッドハンドルのアルミトレーナー数種を作るメーカー。フィリピン武術のナイフだけでなく、大型ボウイナイフのトレーナーという珍しいものも作っている。
RAPIDO REALISMO KALIというモダナイズされたカリのトレーナーを作っている。カランビットのトレーナーも一般的な形状と違っている。セット販売やシースつきもあり。
ここも多彩なラインナップで日本でも扱う店があるアルミトレーニングナイフメーカー。日本のシステマの団体で販売されているのも大体これ。仕上げが綺麗。昔は本身のナイフも多く作っていたのだが、何年も前からほとんどの種類を作らなくなった。
アーニス用品店。あまり見ないタイプのアーニス用トレーニングナイフ(バリソンナイフ、大小ボウイナイフ)を売っているのでチェックした。
フィリピン武術中心のショップ。大小様々あって、特にウッドハンドル・アルミブレードの大型トレーナーが充実している。商品は時々入れ替わりがあり、今は販売されていないが、フィリピン軍で使われているアルミトレーナーが限定で販売されていたこともある。
ポリカーボネード製のトレーニングナイフを作る変わったメーカー。厚みが8mm以上あって安全性重視。しかも横にしなるので、その辺好き嫌いが分かれるかも。かなり珍しいモデルのトレーナーがある上にカスタムオーダーにも応じてくれる。
タイのトレーニングナイフメーカー。ぶつけても大丈夫なようにパッドを被せたトレーニングナイフを作る。この他変わった形状の木製の護身用具も製造。
プエルトリコのフィリピン武術の団体。ストライダーナイフのカランビットのアルミトレーナーやカッターナイフ&ツールのカランビットのアルミトレーナーなど変わったトレーナーを扱う。日本でも同じものを某所が扱っていた。
ナイフファイティングの団体。ここも他では見ないアルミトレーナーを販売しているが、特にクセの強い形状ではないので、ここからどうしても買いたい人はあまりいないかもしれない。
エスクリマ用品のトレーナーを扱う。多様な素材のスティックやアルミトレーナー、木製トレーナーのほか、なぜか樹脂製の尺八も売っている。
関係ないけど私がいた中学校の美術の先生は樹脂パイプを加工して尺八を作るという授業をやったので、それを思い出した。
システマ(システマ・シベリアン・コサック)のスイスの団体。ここのアルミトレーナーは他では見ない独自の形状のもの。
ここもフィリピン武術中心のアルミトレーニングナイフメーカーなのだが、なぜかケーバー社のTDIナイフのトレーナーがある。あれもケーバー純正のトレーナーがあるのに。
アルミトレーナーのメーカー。クセのない形状のラインナップのうち、刀のトレーナーの異色さが目を引く。この柄で扱いやすさがいいものかどうかが気になる。
アルミ・木製トレーナーのメーカーだが、ナイフ以外にもマシェットやトマホーク、アックスなど他にないものを作っているメーカー。表面処理やハンドル材のバリエーションも豊富。
メタルトレーナーだが、表面加工で様々なパターンをつけてくれるところが変わっている。ラインナップはトマホーク、ボロ、カランビットなど。
大小様々なアルミトレーナーを作るメーカー。大型モデルはウッドハンドルになっている。ここもカスタムオーダーに応じてくれるようだ。
フランスでシラットの伝統武器や関連商品を扱う店。刃物中心だが、シラットの武器のトレーニングナイフも少しだけ扱っている。
Szaboデザインのナイフ・護身用品を売っているが、それだけでなくアルミトレーナー(一部はスチールトレーナーも)を販売している。ここのナイフ自体、他にない独特の形状なので、トレーナーもそれにあわせたものが必要になる。ただし、全てのナイフに対してトレーナーがあるわけではなく、一部のモデルのトレーナーしかない。
Purpleheart Armoury
木製のトレーナーはかなり多くのブランドがあるのでここだけ紹介。東西の刀剣・武器のトレーナーをこれだけ多彩に作っているのは珍しい。
「総ざらい」というタイトルにしたが、これは誇張で、今回は数が多すぎるナイフファクトリー純正トレーナーは紹介していない。
また、武術団体が販売しているトレーナーは網羅しきれていない。日本の店や中国武術のも今回は入っていない。そうしたトレーナーにはかなり珍しいものもあり、中にはネット販売していないものある。