志茂田景樹『戦国の長嶋巨人軍』と言えば、自衛隊の兵器・装備を使って練習していた巨人の野球選手が戦国時代にタイムスリップするという小説で、一部で話題になった珍品である。
- 作者: 志茂田景樹
- 出版社/メーカー: 有楽出版社
- 発売日: 1995/04
- メディア: 新書
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あれが『月刊コミック乱』で漫画化されている。
タイトルは『戦国の長縞GB軍』日高建男 原案/志茂田景樹
今月27日発売の九月号からの短期集中連載とのこと。色々配慮しているのか、登場する野球選手の名前は全て実在しない名前に変えられている。
第一回のあらすじを簡単に書くと以下のようなものだ。
1995年、長縞繁郎(ながしま・しげろう)監督率いる東京グレートベアーズ=GB軍の選手は群馬県の相馬原演習場で軍事演習を行っている(精神力を鍛える練習で、実弾も使う)。演習を終えた時、大地震がおこり全員煙に包まれてしまった。気がつくとそこは見知らぬ土地。周囲の人間の様子から1560年の桶狭間にタイムスリップしたことが分かる―。
原作どおりに話を進めていくと野球選手達は戦国時代に武力介入というか、特定大名に肩入れしていって大変なことになる。当時の野球選手や戦国時代について多少の知識は必要だが、原作未読の人にもぜひこのおかしさを味わってほしい。