アメリカのポケットナイフピストル"ディフェンダー"

たまに見るフォーラムで昔の変わったナイフが紹介されていた。
“The Defender” Pocketknife Pistol - Integrated Close Combat Forum
これは1920〜30年代に販売されていたポケットナイフに銃を仕込んだ製品だ。元々はボストンのL.L.Rogers社が開発した製品で、初期モデルのディフェンダーはL.L.Rogers社が製造していた。
本格的に製造販売したのはアメリカ・シカゴのU.S. Small Arms Co.で、ディフェンダーとハンツマンの2種類のモデルがあった。上のリンクでは写真のナイフをディフェンダーとしているが、手持ちの資料ではこれはハンツマンの写真である。ディフェンダーはスイスアーミーナイフのようなブレード形状の大小のナイフがついている。ハンツマンは大型のクリップポイントのナイフだ。どちらも22口径の銃弾を発射するが、デェフェンダーのトリガーはハンドル側面にあり、ハンツマンのトリガーはツールナイフのツールのように収納されている。