9年以上待ったジム・ハモンドのカスタムナイフが到着した

今週、アメリカのカスタムナイフメーカーのジム・ハモンドから荷物が届いた。
荷物の中身は2本のカスタムナイフ。そのうち一本はこのブログが出来るよりも以前に注文したものだ。
カスタムナイフメーカーに直接注文している人は知っていることだが、カスタムナイフはすぐに完成するわけではなく、溜まっている注文やその他色々な事情で数ヶ月〜数年単位での時間がかかる。とは言えさすがに9年は長く、シースの変更や仕上げの変更など、メーカーとのやり取りを合間にしている。


まずは9年前に頼んだナイフCobra Goldだ。
このモデルのフォルダー版がCRKT(コロンビアリバー)から量産ナイフで販売されていた。

このモデルは1986年に空軍のF-4やF-16パイロットのためにデザインされたナイフで、一種のサバイバルナイフ兼戦闘用ナイフとして生まれた。フル・テーパード・タングで、写真の印象より大きく感じる。短いコンバットナイフの系譜を継いだデザインだと言っていいだろう。


もう一つは4年程前に頼んだEnduranceだ。

これはCobra Goldと違い、ナイフ格闘のためにデザインされた。このためプロトタイプからナイフ格闘指導者の意見を受けて改良を重ねて完成されたという。プロトタイプは米海兵隊での格闘技指導で知られるボブ・キャスパーの意見を聞き、峰の側のブレード形状はフィリピン軍の偵察兵で近接戦闘の指導者だったトニー・ナバロの影響を受けている。


シースはイギリス軍特殊部隊SASの要望で生まれた多機能シースで、パーツを付け替えることでベルトシースとドロップレッグ・シースを切り替えることができる。2つとも同じタイプのシースで注文した。

おまけ。
Enduranceのバランスの良さを見るためのスタンダード・グリップとリバース・グリップの切り替え。
iPadを押えながら撮影したので動きがおかしい。あと、これを店やナイフショーで真似しないように。