試験に出ない実戦英語フレーズ(5) “bullshido”

Twitterで話題になっていたので、bullshido(またはbulshido)について書いてみよう。
bullshidoは英語のbullshit(たわごと、でたらめ)と日本語の道(柔道・剣道・空手道のような~道)を組み合わせて作られたネットスラングで、1996年には既に使われていたという*1
これは格闘技、武道、武術の世界の嘘、欺瞞や詐欺に対して使われる。
特によく知られるようになったのは格闘技情報・交流サイトのMcDojo.comがwww.bullshido.comという名称になってからだとされている。
bullshido.com(旧McDojo.com)は、格闘技情報全般を扱う情報・交流サイトだが、格闘技の虚偽、誇張、欺瞞を扱ったフォーラムがあり、数多くの懐疑論やトラブル情報が話題に出されてきた。ちなみに旧称のMcDojoはマクドナルド+道場から生まれた言葉で、ファストフードのマクドナルドのような手軽さで段位・黒帯を出すいかがわしい道場のことを意味している。
bullshido.com設立の2002年以降、格闘技の欺瞞を示すネットスラングとして“bullshido”という言葉が広まった。
bullshidoと言われる格闘技の問題の幅は広く、歴史、技術、理論のおかしさ、料金や段位制度の適切さまで多岐にわたる。例えば宣伝のために創始者の経歴や流派の来歴に嘘があるとか、インチキ理論や使えない技術、金で買える段位など、格闘技における詐欺・ペテンとでも言うべき問題がある場合にbullshidoと言われる。流派・団体だけでなく、指導者に対して使われることもある。
流派や指導者の技術や主張がおかしいと思った場合にフォーラムで「Is 〜 bullshido ?」(〜には流派・団体・指導者名が入る)のように質問する。

*1:http://en.wiktionary.org/wiki/bullshidoによる。典拠不明。