Lars Andersenの弓術動画


凄腕アーチャーが0.6秒で3本の矢を連射、飛んでくる矢も射落とすムービー - GIGAZINE
この動画が先日話題になった時、てっきり過去の動画を掘り起こした人がいたのかと思ったが、実際には新しい動画だった。この人は以前も話題になった有名な人なのである。
Lars Andersenはデンマークの芸術家で、ライブRPG(LARP=Live Action Role Playing)のために弓を学んだ。ライブRPGでは軍勢や城攻めで先端がソフトな矢を使っていたという。やがて彼は有効な弓術の研究から歴史的な弓術の研究に入り、その後研究した弓術を動画として公開するまでになった。
2012年に公開した動画が話題になった時、かつて実際に戦闘で使われた弓より弱い弓を使っているという批判が多かったので、今回のプレスリリースではその点を認めて自身の年齢(50歳)や経験(2003年から)といった問題について説明している。
しかし氏の主張は史料や絵画・彫刻、過去の研究の蓄積から見て正しいかというとかなり疑問・問題点はあるので、歴史的な事実として単純に肯定しないほうがいいだろう。
彼の公式サイトには簡単な説明や過去の動画へのリンクが掲載されている。
公式サイト http://www.23.dk/testforside2.html
これによると使っている弓は自家製・改造様々で、ロングボウはFalcoのカスタム品だという。
Falcoというのはエストニアのアーチェリー&クロスボウ・メーカーで、いわゆるアーチェリーからヨーロッパの伝統的なスタイルを基にした木製弓や現代的なハンティング用のコンパウンド・ボウ、クロスボウまで幅広く製造している。
Falco 公式サイト http://home.falco.ee/