システマと相手を崩してからのコントロール

先週に引き続き、相手を倒してからもコントロールし続け、身動きが取れなくなるようにする練習をした。
内容にうまく合う動画がすぐにみつからなかったので、近いヴラディミア・ヴァシリエフ師の動画を紹介しておく。


ステマではレスリング等でテイクダウンしても完全に押さえこむ練習をするとは限らない(インストラクターの考え方や練習の趣旨による)。
相手を崩して倒した後コントロールし続けるのが苦手な人もいて、そうした人は相手が倒れるとコントロールを手放してしまう。
相手を倒してコントロールを手放すクセがあると色々と危うく、例えばナイフを持っている人間を倒しても相手に足を切られるという事態も起きる。
押さえこむにまで至る練習をやると、このコントロールがどこまで出来ているのかがよくわかる。
巧い人は相手に動く余地があっても相手をコントロールし続けており、相手が自ら追いつめられるように動くしかないようにすることもできる。
一方、慣れていない人は、力んで押さえようとして結局逃してしまう。また、自分がやりたいパターンに強引に持っていこうとして失敗する。
自分と相手の全体を認識できているか・パターン化せずに状況に適した動きができているか・自分の動きが相手にどのような影響を与えるかといった有機的に絡み合った要点がいくつもあり、自分の場合どうやってできるようになっていったのかよくわかってない。前よりできるようになったとは言えまだまだ課題が多いので、もっと理解を深めたいところだ。