1904年式シャシュカのレプリカとその切れ味

アメリカの木刀メーカーにシャシュカ(コサック・サーベル)の木刀の注文をした際、モデルとして1904年のロシア帝国軍コサックに採用されたシャシュカを選んだ。
よく知られているシャシュカは1881年式のシャシュカだ()。これは伝統的なシャシュカの形状を引き継いでいるが、ブレード形状やグリップの構造はヨーロッパの騎兵のサーベルに近い。一方1904年式のシャシュカはより伝統的なシャシュカの形状に近い。
この1904年式のシャシュカは当時の図面が容易に入手できることから木刀を頼むには便利だった。


1904年式シャシュカの図面(一部)

現在流通しているシャシュカのレプリカの多くは1881年式だが、1904年式のレプリカも製造しているところがある。
Шашка казачья ТКВ 1894-1904 гг.
このレプリカは模造刀ではなく実際に使えるものだ。もちろん日本からは購入できない。
次の動画でその切れ味を披露している。

使用しているのは1904年式シャシュカ、日本刀、コサックダガー(山岳旅団ダガー)、1810年式海軍砲兵刀、西洋剣(全てロシア製レプリカ)
服装が日本武術用のものなのでちょっと違和感がある。