システマの肩と肘を使う攻防

今日の練習に関連する技術の話。
ステマなどのロシアのいくつかの武術では肩から肘にかけてを柔軟に攻防に使う。
この場合の柔軟とは可動域の広さの問題ではなく、首、肩、上腕を流れるように様々な角度、方向で使うことをいう。
以前書いたロシア武術の打撃技術・トリニティ・ストライク - 火薬と鋼もそうした身体操作と深く関わっている。
例として、ヴラディミア・ヴァシリエフ師による肘での攻撃・防御の動画。

マーティン・ウィーラー師による肘での様々な攻撃の動画。

肩だけを使う技術もあるが紹介しやすい動画はなかった。
こうした技術では単純に肩の可動範囲が広いことよりも肩を適切にコントロールできることが重要になる。
このため様々なトレーニング方法がある。
次の動画はロシア武術ROSSの肩のエクササイズ。

肩甲骨をうまく動かせると様々な技術の可能性が広がる。