オタクと格闘技の知識と実践

Twitterでのこの話題に関して。

  • オタクの格闘技知識は流行した作品に登場したものが大きく影響しているが、実際にやるとなるとまた違うのではないかと思っている。
    • もちろん八極拳のようにフィクションで知名度が急激に上がった武術をやる人は結構いたと思うが、現在はどうだろう。
  • 自分の知る範囲では特にオタク固有の傾向を感じたことはないが、年代差・地域差もありそうなので何とも言えない。
    • コミケ等のイベント、同人誌即売会に参加している格闘技、武術関係のサークルは極端に少なく(コミケには中国武術ブラジリアン柔術等のサークルが参加している)、この点で参考にならないのが残念だ。
    • 社会階層・人種によって好まれる格闘技の傾向が変わるように、趣味や生活スタイルで格闘技の選択が変わるということは可能性として考えられる。
    • 昔より様々な格闘技・武術の情報や練習場所が増えたとは言え、まだ地域差はあるし、実際にやるのは色々な条件が絡む。
  • どのように格闘技の知識や体験を選ぶかはオタクのクラスタ問題に関わるだろう。
    • コレクター的に格闘技知識を収集したり、あるいは多様な格闘技体験を重ねたりする人というのはいて、そういう人はマイナーなものにも積極的だ。
    • しかし別分野の、あるいは格闘技に時間やお金を割かないタイプのオタクが同じような行動をとるかというと疑問である。
  • 知識面についてだけ言えば、マイナーで練習場所が限られている格闘技・武術であっても、何らかの作品に登場したとか、本が販売されているとかで知られることはある。
    • しかしその場合、現実のほうの知識がオタクに共有されるかというと、甚だ怪しいと言わざるを得ない。
    • 「有名作品に出てきた知識+思いつき・思い込み+伝聞」ほど強固なものはない。