システマのグラウンド・ワーク


動画はマーティン・ウィーラー師のグラウンドでのエクササイズと様々なデモンストレーション。
昨日のシステマ杉並練習会でやった練習も一部含まれている。
ステマのグラウンドでの練習では、立っている時よりも重心移動・全身の動きが移動・攻防につながる事を理解しやすいと思う。ひいてはグラウンドで養った感覚が立っている時の動きを良くすることにもつながる。
また、相手の動き、意識を捉えていないと、自分ばかり動きすぎる非効率的な動作になったり、相手に適切な影響を与えられない状態になったりする。そういったまずい状態が続くと、立ってやる練習よりも全身の疲れとして現れる。
心理面・意識面についてもグラウンドならではの意義がある。立っている状態の相手を崩す場合、相手が自分で立っていられなくなればそこで気を抜いてしまう人がいるが(本当は何も終わってはいないのに終わったと思ってしまう)、グラウンドではバランスを崩しただけでは終わらない。動き続ける意識を持つことは、グラウンドでの練習のほうが理解しやすい。