ネット小説でシステマと併習された格闘技は何か

ネット小説では複数の格闘技を学んだキャラクターがよく登場する。
ステマについても同様に複数の格闘技と併習した設定が見られる。
そこで、複数のネット小説投稿サイトを確認してどのような格闘技がシステマと併習されているか連休中に調べてみた。
調査対象は以下の小説投稿サイト。
小説家になろう」「ハーメルン」「カクヨム」「ノクターンノベルズ」(「ムーンライトノベルズミッドナイトノベルズ」を含む)「Arcadia」「エブリスタ
Googleのサイト内検索で各サイトからシステマが登場する作品を抽出し、登場人物がどのような格闘技を使うか確認した。

順位(上位のみ)

順位 名称 件数
1 クラヴ・マガ 7
2 合気道 6
2 CQC 6
3 サバット 5
3 コマンドサンボ 5
4 ボクシング 4
4 カポエイラ 4
5 柔道 3
5 ムエタイ 3
5 空手 3
5 ブラジリアン柔術 3
5 中国拳法 3
5 ジークンドー 3
5 八極拳 3

コメント

  • このくらい件数が少ないと実質的な違いの意味は薄い。
  • クラヴ・マガが1位。軍隊格闘技つながりである。「軍隊格闘技を複数習得している→実戦的で強い」といった感じで、兵士である場合もあれば全く軍と関わりがない場合もある。
    • 具体的な技術の描写はない。
    • 表に出ていない件数1〜2件の軍隊格闘技の登場作品もあるが、それらと違って知名度が高いのがポイントか。
  • まさかの合気道2位。現実にシステマをやっている人の中にも合気道経験者はいるので別におかしいというわけではないが、小説でこんなに出てくるとは意外だった。
  • 同じく2位のCQCは全て誤用のほう(特定の国やスタイルの軍隊格闘技だと思われている)。扱いやイメージはクラヴ・マガと同様。
  • コマンドサンボはサンボと別集計なので3位だが、サンボの2件を足すと1位になる。
  • サバットカポエイラが4位。マイナー格闘技を登場させるネット小説でこの2つをよく見る。特にサバットは実戦的でポピュラーな格闘技の一つのような扱いをされている。
  • 5位辺りはほぼ知名度があるから出ているようだ。
  • 表に入れなかった1〜2件しか登場しない格闘技にも軍隊格闘技がかなり入っている。
  • まとめると、ネット小説のシステマは他の軍隊格闘技と併習された設定が多く、それ以外では多様な格闘技と併習されている例がある。