システマのナイフ・アタック


昨日は私が担当するシステマのクラスとしては今年最後の回。
ステマ独特のナイフの攻撃を中心にやってみた。
武器を使う練習の中で一番使用頻度が高いのがナイフだが、攻撃のための内容を練習する機会は防御ほど多くない。
もちろん防御の練習の時も攻撃側の人間はナイフを使うのだが、攻撃のための動きや技術はあまり教わらない。そのため防御とは別に攻撃のための練習を行う機会も作ったほうが良いと思う。
ステマのナイフ・アタックでは基本的には意識、脱力や相手との関わり、位置関係など素手の時と共通することが多いが、ナイフ固有の感覚や動きがある。
ナイフを抜く時や使う時に相手や周囲に見えないようにする動き、ナイフでしか使えない狭く小さな攻撃、ナイフを引く動作での攻撃、ナイフによって起こる相手の反応の利用といったものだ。
ナイフ・アタックの動きはタクティカルペンのような用品にも応用が利くし、ナイフ・ディフェンスの理解の助けにもなる。