フィリピン武術FCSより:近い距離で使うバロングの技


上の動画はフィリピン武術のFCSの指導者Tuhon Ray Dionaldoによるバロング/バロン(barong)のデモンストレーションだ。 バロングは紡錘形の輪郭の刀身の片手武器で、フィリピン武術で使われる。
Twitterの長い武器で近い間合いで戦う技法の話題でこの動画を思い出した。
一般に長い武器(長柄の武器や長い刀剣など)は短い武器を持った相手に接近されると弱いと言われる。しかし実際には近い距離で使う技法は各国の様々な武術に存在している。訓練を行っていない人間ならともかく武術の稽古を積んだ人間なら接近されて何もできないということはない。
長い武器を短い距離で使う技術は片手武器の領域にも存在しており、上の動画はその一例。短いナイフ相手にそれと同じか、さらに接近した状態で長い刃を使っている。