最近のフィクションと武術について色々

  • Twitterの話題に反応して最近の漫画の柔道の話。
    • 話題に上がりやすい『女子柔道部物語』や『KIMURA』『七帝柔道記』より前の作品だが2014年終了の週刊少年チャンピオン連載の村岡ユウ『ウチコミ!!』がある。

    • 村岡ユウ先生は複数柔道漫画を出している。ビッグコミックスピリッツ連載の『むねあつ』、週刊漫画ゴラク連載の『やわらか』とか。
    • 最近というにはやや前か。
    • あとBL漫画には結構柔道ものがある。ちゃんと読んではいないが柔道がある意味重要な役割を果たすBL作品紹介を見かける。大抵柔道部ものだ。
    • 話は変わるがBL漫画やBL小説に登場する武術の例をまとめて調べられないかと思って挫折したことがある。買わないとわからないものが多い上に少し前の作品は入手が難しい。ちゃんとした読者でないと情報を追えないものなのだろう。
  • 「小説家になろう」登場武術ランキング2017「ハーメルン」登場武術ランキング2017を調べた際に書かなかった事や気になることを書いておく。
    • 作者がある程度調べた上で実在武術を登場させているネット小説が結構見られる。
      • ステマを例に見ると、海外の商業小説に出てくるシステマの知識と差がないか、それより上ということも珍しくない。
      • 中には自分で経験している作者さえいる。
      • その場合、経験している部分は表現が詳しい反面、体験していない部分は表現が簡素になっていることも。
    • 一方で実在武術が登場する作品でその登場理由がよく分からない話もある。
      • 太極拳の秘技として敵の心臓を手刀で貫くという技が出てきた時は驚いた。なぜ太極拳で。
      • あと最近の動向として発勁より震脚のほうがよく使われる。「小説家になろう」でも「カクヨム」でも震脚のほうが多い。なぜだ。
  • 中国のネット小説投稿サイトでようやくシステマ登場作品をみつけた。
    • 去年調べた時はゼロだったのに。
    • 出てくるのは格闘技もの>>http://www.uukanshu.net/b/42173/ この478話が「サンボとシステマ」というサブタイトルだ。
    • ステマが出てくるのはロシアの格闘技蘊蓄の部分であり、システマを使って戦うような話ではない。
    • こういう例は色々なサイトを調べればもっとあるかも。検索に向いていないサイトが多いので難しいが。