また例によって小説や漫画の話から気になったことを書いておく。
- フィクションではストーリーの都合から武術の技術の範囲、限界といったことに触れることがあって、それが先入観や誤解をあらわにする。
- 先日読んだネット小説でとある中国武術が素手で戦う技術しかないかのように扱われていた。
- しかしその中国武術は実際には槍や剣などの器械(武器)も使うものだった。
- こういう例は様々な作品で見られる。システマも徒手格闘しかしないと思われている話が複数ある。
- 素手の技術の割合が高い武術は、漫画等だと素手でしか戦わないことが多いのでそういうイメージが広がってしまうのだろうか。
- 素手で戦う武術と武器で戦う武術は分かれているものだという先入観を持っている人もいるだろう。
- この点は恐らく専門化している武道のイメージも影響している。
- 知名度が高くない武術については何をやるのか・何ができるのかの範囲や多様性の情報が広まりにくい。