『FLINT フリント』シリーズとシステマ

今回紹介するのはロシアのテレビ映画シリーズ『FLINT フリント』だ。

元特殊部隊隊員のシャマノフはかつての戦友に会うため田舎町を訪れる。そこで横暴な警察に捕まり、拷問を受けるが反撃、脱出して戦いを挑む…って、これでは『ランボー』そのままだ。
二作目のサブタイトルが「怒りの脱出」であることからも分かるように、『FLINT フリント』シリーズはランボー・インスパイア作品なのである(二作目ではかつての上官である大佐が任務を頼みに来る)。なお、実際に観ると細部にかなり違いがあって、ランボーに似ているのは大雑把な枠組の部分だけである。
本作の主人公、シャマノフは銃、ナイフ、素手など多様な戦い方を見せる。格闘シーンはシステマの影響があってもおかしくないような感じだ。実際に参考にしたかどうかは分からないが、システマ・ブラジルでは「映画とゲームの中のロシア武術システマ」という記事で本作を紹介している。


それらしい格闘シーンが出てくる場面の動画を紹介しておこう。



主人公が愛用しているナイフはFOX Knivesのエクストリーム・タクティカル・ククリだ。ナイフの登場シーンは多い。