刀剣博物館で開催されている展覧会「日本刀 オモテとウラの世界」に行ってきた。
日本刀や薙刀・槍、刀装・刀装具の表裏、さらに形状や地鉄・刃文など表裏の違い、刀剣制作の事情に関する内容を展示するものだ。
展示のほとんどは撮影可能だが、一部撮影できないものもある。
また展示されている刀は会期中に表裏を返して展示するほか、反対側については図・画像で見せている。
この展覧会を見に行ったのは興味がある片切刃造の展示がありそうだったからだ。
そして期待通り会場には片切刃造の刀が次の4口展示されていた。
「短刀 銘 越前国康継 本多飛騨守所持内 なんはんかね三条こかぢ迫」(30.0cm 桃山時代 個人蔵)
「刀 銘 国安」(69.1cm 桃山時代 個人蔵)
「脇指 銘 国正」(43.0cm 江戸時代初期 刀剣博物館蔵)
「脇指 銘 越中富山船橋住宇多国次 於武州江戸造之」(50.8cm 江戸時代前期 個人蔵)
これらの刀がどのように展示されていたか撮影してきた中の一つを公開する。
以上のように作りこみの表裏の違いを図で解説してあった。
他に面白かった展示として試し切りに使う切柄がある。
切柄については本で読んだことはあったが、こんなに大きなものだとは知らなかった。