杉並区郷土博物館 特別展「杉並激動の昭和戦前史展」



www.city.suginami.tokyo.jp
今日は杉並区郷土博物館の特別展「杉並激動の昭和戦前史展」に行った。
杉並区制施行90周年ということで、杉並区が生まれて間もない昭和戦前史の歴史的な出来事にまつわる展示を行っている。
展示内容は「2.26事件と渡邉錠太郎」「荻外荘と近衞文麿」「愛新覚羅溥傑と嵯峨浩」の3つだ。
どれも杉並区にあった邸宅が舞台となっている。
「2.26事件と渡邉錠太郎」についてはすぎなみ学倶楽部の記事が詳しい。
www.suginamigaku.org
上の記事で紹介されている弾痕がある座卓や遺品、2.26事件の記録があった。
2005年に取り壊された旧渡邉錠太郎邸から取り外された裏口の扉は、事件当時の破壊された写真と合わせて展示されている。

「荻外荘と近衞文麿」では荻外荘にまつわる記録や品々を中心に近衛文麿に関するものが展示されている。

愛新覚羅溥傑と嵯峨浩」は、嵯峨浩が溥傑との結婚式に向かう際、祖父である嵯峨公勝宅から向かったのだがその嵯峨邸がこの郷土博物館になった。二人の結婚と活動に関する品々、政略結婚に対する感情が出ている浩の手紙も展示されている。

昭和10年代の日中戦争に突入する時期の状況の一端が伺える展示内容だ。