杉並区郷土博物館分館「内田秀五郎のしごと」




今日は杉並区郷土博物館分館の企画展「内田秀五郎のしごと」に行ってきた。
内田秀五郎は井荻町の町長を務め、多岐に渡る分野で杉並区の発展に大きく尽力した人物だ。
まだ未整備だった道路の整備、関東大震災後の区画整理事業、西荻窪駅上井草駅井荻駅下井草駅の誘致、荻窪公園に始まる公園整備、街灯の設置、農芸高校の誘致、井荻信用購買組合(現・西武信用金庫)や東京新宿青果の設立、中島飛行機工場誘致と公害対策(当時公害という言葉はなかったが)、水道施設の整備、上井草の野球場(現在上井草スポーツセンターになっている)の誘致、善福寺風致地区の指定、日本野鳥の会を創設した中西悟堂との関わりといった様々な活動・事業についての写真や文書、地図、記録が展示されている。
時代背景、地理的条件もあったとは言え、よくこれだけの事業を生み出せたものだと驚く。

郷土博物館分館の階段の脇に岡本太郎《座ることを拒否する椅子》があった。


前来た時は見た記憶がないが、しまわれていたのか気付かなかったのか。