出光美術館「江戸絵画の華〈第1部〉若冲と江戸絵画」

公式サイト:年間スケジュール|展覧会情報|出光美術館


今日も職場の図書館は工事中。
出光美術館に行ってきた。
現在、「江戸絵画の華〈第1部〉若冲と江戸絵画」を開催している。
出光美術館が購入したプライス・コレクションの伊藤若冲と江戸絵画を中心とした展覧会である。
若冲を中心とした展覧会に行くのは久しぶりで、2016年の東京都美術館の「若冲展」以来だ。
目玉の一つ、若冲の「鳥獣花木図屏風」の展示場所が前後に広く見やすい展示だった。
曲線と直線が対照的な「鶴図押絵貼屏風」、前後が混乱するような「群鶴図」など、見どころは多い。
屏風・掛け軸だけでなく伝司馬江漢の「草蟲図」や作者不詳の「伊勢物語図短冊画帖」といった緻密な作品もある。

あと日本の手盾が描かれている作品があった。
(よく日本では手に持つ盾がないことにされるが実際には軍記や合戦図に出てくる)
江戸時代の作者不詳「義経記図屏風」に手盾を持った武者が中央左上寄りに描かれている。
こういう発見もある。