東京藝術大学「買上展」藝大コレクション展2023

公式サイト:「買上展」藝大コレクション展2023 | 東京藝術大学大学美術館 The University Art Museum, Tokyo University of the Arts

東京藝術大学が卒業および修了制作の中から収蔵した作品を展示している展覧会へ。
上野公園は大変な混雑だったが、買上展はそれほどではない。ややテーマがコアだからか?
多分科学博物館は混んでいただろう。
第1部の「巨匠たちの学生制作」は明治以降の著名な画家・彫刻家の卒業制作で、当時からその後の作品の作風が伺えるものが多い点が興味深い。
第2部の「各科が選ぶ買上作品」は多岐に渡る学科専攻の卒業制作で、時代性から保存しにくいものも登場するようになって、芸術作品の展示・保存というものを考えさせる点が面白い。なお、音楽は楽譜の展示だがQRコードで演奏を視聴できる。イヤホンがあったほうがいいだろう。
無料配布のパンフレットは展示作品のカラー図版ありだが全部掲載されているわけではない。

帰りに東京駅近くのKITTEの中で東京大学総合研究博物館の所蔵品を中心に展示しているインターメディアテクに行ってきた。
INTERMEDIATHEQUE
2階から3階にまで達するマチカネワニの骨は大きすぎて視界に入らないのか気づいていない来場者もいた。



博物館というよりは全体に「驚異の部屋」といった感じの展示である。
インターメディアテク開館十周年記念特別展示『極楽鳥』が開催されているが、なぜか漢方の生薬コレクションも同じエリアで展示されていた。なぜだ。