国立新美術館「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」ほか

先日の休日出勤の代休として今日は休み。
乃木坂の国立新美術館の企画展「テート美術館展 光 ― ターナー印象派から現代へ」に行ってきた。
公式サイト:https://tate2023.exhn.jp/

テート美術館の所蔵品から光をテーマした作品約150点が並ぶ展覧会で、テート美術館の所蔵ではお馴染みのターナーや英国の風景画、モネをはじめとする印象派絵画、前衛写真や現代アートインスタレーションまでを展示している。




テートと言えばターナーということで、展示作が最も多いのはターナーの絵画だった。
今回テーマに合わせて光に満ちたような作品と、ロイヤルアカデミーの教授時代に教材として描かれた作品が展示されている。
教材の中の、半分水が入った球体の絵を使ったミュージアムグッズが売っていたがすごい発想だ。


ヴィルヘルム・ハマスホイは今回初めて知った。


今回の展示で好きな絵の一つ、ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー《トスカーナの海岸の灯台と月光》
この展覧会、夜景の絵はあまり無かったが、その中で月と灯台という二つの光が描かれたこの絵はその数少ない夜の絵だ。

今回の展示で好きな絵の一つ、ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡


上のピーター・セッジリー《カラーサイクル III》 は照明で色が変わっていく多重円だが実際に体験しないと凄さが分からない作品だ。
撮影できない作品ジェームズ・タレルの《レイマー、ブルー》も画像では視界全てが作品になる感覚が伝わらない。
今回こうしたインスタレーションが複数来ており、良い体験をした。

新国立美術館の後は国会図書館に行き、その後水道橋の昭和館の企画展「歴史探偵 半藤一利展」へ。


半藤一利の人生の記録と著作の原稿・ノート等を展示している。
撮影できるのは机周辺のみ。
単眼鏡を忘れたため取材ノートの細かな字を確認するのが大変だった。
隅田川の向う側 私の昭和史』の隅田川の絵が良い。