杉並区の双龍鳥居

杉並区には龍を彫ってある石作りの鳥居が2つある。
辰年なので二つの寺社に行ってきた。

馬橋稲荷神社。

地名の高円寺の由来になった高円寺の中の稲荷社。

どちらも登り龍と降り龍の鳥居で、注文したのは関口林之助、石工は田中酉蔵。
稲荷神社の鳥居なので左右の藁座の内側に狐が彫られている。
森泰樹『杉並風土記』によるとこの2つの鳥居は、港区品川神社の石鳥居を模したもので、馬橋稲荷のものは大東京市合併記念として関口が奉納したもの、高円寺のものは関口宅内の稲荷社のために造らせたもので戦後没落して屋敷地を売り払った際に高円寺の檀家総代・大河原幸作らがもらい受け、高円寺に寄進したのだという。