ロシアの新しい9mm徹甲弾

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ロシアの新しい9x19mm徹甲弾を紹介する記事が公開されていた。
ロシアは以前から徹甲弾で9mm拳銃とサブマシンガンの性能を向上させてきた。
7N21と7N31と呼ばれる2つの9x19mm弾があり、7N21の弾頭重量は5.4gまたは82gr、7N31は4.1gまたは64grだとされている。どちらも+P+の範囲に装填され、ハンドガンから発砲されるとそれぞれ1,500 fpsと1,950fpsの推定速度になるという。
これらの弾頭は大きな抵抗に遭遇するとジャケットを脱落させるように設計されており、硬化鋼の弾芯が貫通する。 7N21の場合、弾芯とジャケットの間にポリエチレンのスリーブがあり、分離しやすくなっている。
これら9×19弾に加えて、FSBが配備しているSR1 VectorピストルとSR2 Vereskサブマシンガン用に設計された9×21弾の7N29もある。同様にポリエチレンのスリーブを使用し、1,350fpsで103grの弾頭を発射する。
この記事で実際にテストされた弾は7N31の構造を踏襲しているが、ジャケットと弾芯の間に薄い鉛の層があるもので、82grではなく、これらは平均106grと重い弾頭だったとある。
この変更は、セラミックアーマーを貫通するためのものではないかと予想されている。防弾性能レベルIIIのSpecial Threat(特別な脅威に対する防弾プレート)に対して2発撃ったところ、2発とも貫通はしていない。詳細はリンク先記事を参照してほしい。