南アフリカ軍M83フィールドパック


物置の整理で90年代に登山ザックとして使っていた南アフリカ軍のM83フィールドパックを出した。
これは本来はH型スチールフレーム付きバックパックだがフレーム無しで安かったものだ。
防水加工のコーデュラナイロン製。縫い目の防水が甘いので、本格的な降雨の場合は別の防水手段が必要になる。

背側にはフレームを通すための小ストラップが4箇所ある。
バックル類はITW製。
当時の高級な登山用ザックほどではないがある程度背面の通気性・クッション性があり、部備え付けのキスリングよりはだいぶ良かった。

このバックパック最大の特徴である大きな天蓋で覆える部分にはコンパートメント外に寝袋やマットを固定できる2つのストラップがある。

全体の容量は約75リットル。
4つの左右コンパートメントはそれぞれ2リットルタンクが入る大きさで、山に行く時には水タンクを入れていた。
中央のコンパートメントは上下に分かれていて収納物が乱れにくく便利だった。
中央上はドローコードで開閉し、中央下はダブルジッパーで開閉する。
だいぶくたびれているので、現在は災害時のための水タンクやシェラフ入れになっている。