Microtech/Bastinelli CreationsのプッシュナイフBee


Microtech KnivesとBastinelli CreationsはコラボナイフとしてプッシュナイフBeeを発売した。
去年発表されたナイフだが、あまり数が出回っていない。
チゼル・グラインドで右用・左用でどちらをグラインドしているかが違う。
またフルセレーションモデルと通常の刃のモデルの2種類がある。
以下のように左右2本セットで一つのシースに収納する製品もある。

https://www.bladehq.com/webp/imgs/knives/fixed-blade-knives/microtech-fixed/Microtech-Bee-Double-SE-Wharncliffe-SS-BB-FS-Black-G-10-218D-9GTBKS-BHQ-141749-jr-sheath.webp
Microtech BEE Push Daggers Black G-10 (2.5" BB Full Serr) - Blade HQ

鋼材はM390、ハンドル材はG-10だがカーボンファイバーのものもある。

FN Five-seveN® MRD

fnamerica.com
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FNはFive-seveNの新規モデルFive-seveN® MRDを発表した。
スライド前後のセレーションやグリップの滑り止め加工が変わった他、最大の変更点としてFN Low-Profile Optics-Mounting System™で光学機器搭載に対応した。製品名のMRDとはMini Red Dotの略だ。
銃のサイズ・装弾数はオリジナルと同じだが重量は680gと重くなった。
カラーバリエーションは黒とFDEの二種類。
メーカー希望小売価格は1,449ドル。

Victorinoxの125周年記念モデル・1897年オフィサーズナイフ

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Victorinoxは125周年記念モデルとして同社の最初のナイフ・1897年オフィサーズナイフを発売する。
スイスアーミーナイフの元祖と言っていいナイフのレプリカであり、当時を再現したツールになっている。
このためコルクスクリューなども現行とは違った形状だ。
9,999本の世界限定生産。
価格は500ドル。

Spyderco Military 2

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BLADE ShowでSpyderco社がMilitary 2を発表した。
同社の代表的なフォールディングナイフMilitaryシリーズの新製品だ。
ハンドルのプロファイルが微調整され、チョイルがより明確になり、ハンドルの輪郭が急勾配になった。
ポケットクリップはより高い位置に取り付けられ、4か所に位置を変更できる。
最大の変更点はロック機構で、ライナーロックではなくコンプレッションロックを採用している。
価格や発売日はまだ公開されていない。

沢村大学の組討用短刀

国会図書館デジタルコレクションで調べている際に変わった短刀をみつけた。


堀正平編『記念武道写真綴』(剣道考古館, 1941)
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鞘のほうに鍔あるいは膨らみがついている組討用短刀だ。
通常は柄のほうに鍔があり、手を保護するようになっているが、この組討用短刀は柄を握る・抜く空間を確保するために鍔が鞘の鯉口のほうについている。これにより組討で相手と密着したり地面が邪魔になったりする状態でも短刀を抜くことができる。
この工夫は細川家の沢村大学の発明とされている。
ja.wikipedia.org
沢村大学は細川家の重臣で朱柄の槍を許されたほどの武功の人として知られており、宮本武蔵との関わりも有名だ。
大学は流水剣と呼ばれる鎧通しを使ったという。
流水剣は刃長一尺四寸の片切刃造の短刀で樋が太く、柄頭に穴があって、敵を刺した際に樋を流れる血がそこから抜け落ちるようにしたとされている。


福永酔剣『日本刀大百科事典 5 ほぅ-わ』(雄山閣出版, 1993)より。引用にあたってレイアウト編集。

これはこれで個性的な刀身と拵えだが、『記念武道写真綴』の組討用短刀とは違う。
詳しく書いてあるので実物か記録、写真などがあるのかと思うが、まだに確認できていない。
流水剣と上で紹介した組討用短刀、どちらも沢村大学の発明なのか、それともそういう言い伝えがあるだけなのか謎である。

なお、大学拵というと陸奥守山藩主・松平頼貞(徳川頼房の孫。大学頭)が考案したもののほうが知られている。これは沢村大学の拵とは別のものだ。同名で全く由来・形状の違うものが存在するというのは資料を調べる際には紛らわしい。
www.meihaku.jp

2022-12-21追記

『刀剣と歴史』494号の細谷通寛「刀剣雑話(一一)」にこの短刀の話が出ていた。



https://dl.ndl.go.jp/pid/7901188/1/27

福永酔剣『日本刀大百科事典 5 ほぅ-わ』の記述と同じなので、これが情報源なのだろう。
また所蔵者・加納聞喜氏の名前が出ていることから、実物が存在したということも分かった。

RTS Tacticalの応急処置キットRapid Deploy IFAK

RTS TACTICAL RAPID DEPLOY IFAK
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RTS Tacticalは、現場での怪我のために設計された医療キットRapid Deploy IFAKを発売した。
迅速に片手で展開できるポーチにより、状況認識を維持しながら、すべての医療用品に即座にアクセスできる構成となっている。
ポーチに収納する医療用品は止血帯のSWAT-Tを基本としているが、他の止血帯(SOF-TやCAT)もオプションで選べる。

カラーバリエーションは4種類ある。

Emerson KnivesのRavenが25周年記念ナイフとして復活

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emersonknives.com
Emerson KnivesはRavenの復活を発表した。
RavenはEmerson Knivesの最初の量産モデルであり、設立25周年記念での発売となる。
25周年記念Raveは、オリジナルと同じFRNハンドルスケール、154CMのブレードを使用し、限定販売される。
ブレード形状はタントーとストレートクリップポイントの2種類。
ブレード仕上げはストーンウォッシュとサンダーストーム(黒)の2種類。