新時代のAKアサルトライフル

 ここのところXM-8だのSCARだの、米軍の話ばかりだったので最近のAKシリーズ(というよりファミリーと言うべきか?)について紹介しよう。従来、AK系はアクセサリー類の体系の違いやレシーバーの構造から、レシーバー上部にピカティニーレールマウントを付けてこなかった。そこでどうしていたかというと
http://tantal.kalashnikov.guns.ru/kobra1.html
このAK KOBRA Red Dot Sightのようにサイドからマウントを伸ばしてセットしている場合と
http://www.arsenal-bg.com/defense_police/5,56_arsenal_assault_rifle_ar-m4sf.htm
このブルガリアアーセナルのようにマウントを上につける場合がある(これはちょっと極端に上にマウントしているが)。いずれにせよ、米国のM4系に代表されるようなピカティニー・レールを装備した例は皆無に等しかった。しかし、時代の流れというか、各種アクセサリー類に対応したレールマウントを備えた新製品も出てきている。当面、こうした流れのカスタム/新製品が増えるのだろうか?

ポーランドのwz2004及び系列の銃

http://www.militaryphotos.net/forums/viewtopic.php?t=23404
 H&K G36辺りの影響が強そうなデザインが特徴。今年発表された東側のアサルトライフルとしては最も洗練された印象を受けた。しかしフォールディング&テレスコピックストックのデザインにはまだ一考の余地アリ。

Krebs Custom Guns

http://www.krebscustom.com/KalashnikovRifles.html
Marc Krebsがデザイン、販売しているカスタムAK。

KTR-03S

http://www.krebscustom.com/RawPhotos/6-28-04/KTR-03SFinal.jpg
http://www.krebscustom.com/RawPhotos/10-25-04/ktr03svltor.jpg
 この二種は民間用のSaigaのレシーバーをベースとしたものでセミオートオンリー。セイフティはガリル・スタイルとなっている。AK74のマズルブレーキのKTR-03Vはまだいいが、KTR-03SとなるとM16のバードゲージタイプのフラッシュハイダーとなり、下の写真ではグリップはFN M249 SAW/MK46 MOD 0タイプ、しかもM4用のVltorのストックがついている(まるでキメラだ)。