Gun誌2007年3月号のCz SP-01の記事を読んで

 すべてイチロー・ナガタとガンスミスキャッツが悪い。
 一言でそう云い切ったら、当代のガンマニアたちは眉を逆立てて怒るだろうか。
 だがCzの記事を改めているうちに、私の心の中に湧き上がった言葉は、これに尽きると云っていい。*1


 Czにまつわる雑誌記事では、必ず日本の一部のマニアの間に流れているCz75にまつわる伝説について語られる。無駄もいいところだ。今回のGun誌のCz SP-01の記事では「伝説」を流しているが、本来ならそれすら必要ないだろう。かつてのイチロー・ナガタの記事やそれを更に広めたガンスミさえなければ、こんな事にはならなかっただろうに……。SP-01については、NATOのテストを受けた経緯とその内容とか、IPSCで使われている例とか、もっと触れるべきことはある。
 元々Cz社は、競技用を結構意識している。他の東欧のメーカーでここまで競技を意識しているメーカーはないだろう。そのせいもあってか、SP-01を競技で使っている人もいる。
http://video.google.com.au/videoplay?docid=3275630483579215778&q=ipsc+cz Paul Langleyの動画
http://www.adamtyc.eu/?go_page=gallery_cz Adam TycのCz関連のギャラリー
http://www.youtube.com/watch?v=4DVuQL_M6sA Matt Minkの動画
 カスタムパーツもいくつか存在していて、ガイドロッドも金属製のものがある。そのほか競技用のカスタムパーツはGun誌の記事でも紹介されていたCheck Angus (Ghost Products)のWebサイトで色々と見ることができる。
http://www.ghostholster.com/ Ghost Products

*1:隆慶一郎死出の雪』を知らない人には全く通じない文章