Himalayan Importのククリ・カランビット


 久々に入手したナイフは以前から欲しかったHimalayan Importのククリ・ナイフだ。ただし、通常のククリと違ってハンドルエンドにフィンガーリングが設けられている。このスタイルは、カランビットから影響を受けたものだと思われる。付属しているのは黒のレザー・シースとカスタムのカイデックス・シース。ブレードの厚さは最大で7mm。ポイントからブレードの付け根まで約13cm。ブレードには梵字(ネパールだからデーヴァナーガリー文字か)や星などのマークが刻まれている。
 このククリはテーパード・タングとなっており、中央部ほど厚く、ポイントとリング端の部分ほど薄くなっている。もっとブレードが鈍重なものを想像していたのだが、ブレードがえぐられていることもあって良いバランスになっている。リングは正円ではなく、内径は約2.3〜2.5mm。このグリップのデザインはククリらしいが、フィンガーリングとの相性を考えると良いグリップとは言えない。
 付属のレザー・シースの作りは悪く、安っぽいものだ。カイデックス・シースのほうは背の側が開いてナイフを取り出すようになっている。カイデックスのベルトループを固定しているネジの間隔がTEK-LOKに近い。が、試してみたらつかなかった。
 いくつかククリを持っているが、Himalayan Importのククリを手に入れたのは初めてだ。最初のH.I.のククリがこんな変わり物でよいのだろうか。