ブレン・テンが帰ってくる

http://www.militarymorons.com/weapons/pistols.html#fortis
 M4/ARのパーツ・アクセサリーで知られるVltor Weapon Systems社は2/1にあのブレン・テンの現代版であるFortis Pistol Projectに乗り出すことを発表したそうだ。以下はその訳。相変わらず全訳ではなく適当に抜き出している。

 VltorのジェネラルマネージャーEric Kincelは、ブレン・テンは時代に先んじたデザインだという。
「今こそこのピストルを作る時です。現代の精密加工技術、優れた素材を以ってすれば、Fortisは全ての人々が試みようとした銃になれるでしょう」
 Eric Kincelは、Fortisは外観やエルゴノミクスはオリジナルのブレン・テンとほぼ同じものだが、いくつかの変更点は信頼性・安全性・耐久性を改良したものとなるとしている。
Fortisは25年前の考えに基づいているにも関わらず、非常にユニークです。それは、フルサイズのマグナムパワーの自動拳銃に対する要求を満たしてあまりあるハイテク、ハイクオリティの拳銃を提供します」
 まずフルサイズ、フルスチール、10mmハイキャパシティの"duty gun"がリリースされる予定だ。しかしEricは、Fortisが共通のデザインを基にした一つのラインであることを強調しており、異なる口径、サイズ、オプションのものを予定していると発言している。「それらはオリジナルのブレン・テンの忠実な再生産をリリースする意図なのか」との質問にEricは「我々は確かにそうしたいと考えている」と応えた。


Fortisピストル仕様案(量産品では変更される可能性あり)

製造 - Vltor Weapon Systems
モデル - Fortis
タイプ - 自動拳銃
作動 - セミオート, ダブル/シングルション
口径 - 10mmオート (他の口径は後から)
銃身長 - 5.00インチ
全長 - 8.75インチ
高さ - 5.75インチ
幅 - 1.30インチ
重量 - 38オンス
セイフティ - リバーシブル・サム&ファイアリングピン・ブロック
照準長 - 6.88インチ
サイト - アジャスタブル, 3ドット・コンバットスタイル
ライリング - 5条右回り
グリップ - 刻み付きポリマーパネル
装弾数 - 12発
仕上げ - 黒のスチール・スライド/落ち着いた仕上げのステンレス・フレーム

 アメリカでは根強い人気のある10mmオートだが、まさかブレンテンが復活するとは思わなかった。しかもVltorからである。信頼性や耐久性に優れた10mmオートが本当に実現すれば、面白いことになるだろう。もし成功すればGlockユーザーばかりの10mmオートの状況も変わるかもしれない。あのオリジナルのブレンテンのクロスボルトのファイアリングピンブロックは扱いにくいという指摘があったが、どう対処するのだろう。また、高額な銃になるのではないかとも思う。
 オリジナルの欠点はどこまで改善されるのか?市場で成功するのか?後の展開が楽しみなニュースだ。