イングラムの新しいかたち・MAX-11

 日本ではイングラムの名で知られる小型サブマシンガンMAC-11は、フィクションの世界では人気のある銃だった。映画や小説、マンガにも登場し、トイガン化もされている。実銃の世界ではだいぶ前から時代遅れの銃だとされているが、この銃をアップデートしようとする人もいる。下はそんな試みを製品化した会社LAGE Manufacturing, L.L.C.のWebサイトだ。
http://www.max-11.com/
 ここではイングラムの発射レートを下げ、スタイルを現代的にしたアッパーレシーバーを製造販売している。トップページを見るとアッパーレシーバーに加え、各種アクセサリーやストック、フラッシュハイダー、グリップ等の追加によってもはや別の銃のように変貌したイングラムの姿を見ることができる。ここまで来るとかなりのコストがかかるが、果たしてそうまでしてイングラムを使いたい人がいるのだろうか。競技用を見込んでいるようだが、軍用・警察用にもなり得る構成だ。もっとも、競技はともかく、さすがに制式採用する組織はないだろう。