1911グリップの最近

 あれから6年が経った。
 http://members.jcom.home.ne.jp/chivalries/real/det.htmlで紹介したGunner Gripsは、2002年に海兵隊DET-1に採用されたことによって広く知られるようになった。そしてG-10やマイカルタで出来た、従来のグリップとは異なるマシン加工のガバ用グリップもこの時から時代の流行になった。
 僅か数年でこの状況にも変化が見られる。まず流行の始まりであるSimonich/StriderによるGunner Gripsは、デザインが変わってしまった。2008年から前のものより押しつぶした円形のパターンになっている。
http://i4.photobucket.com/albums/y131/captaindreary/gunners.jpg 右(下)がオリジナル、左(上)が新タイプ
 新タイプのほうがパターンが鋭すぎず、より優れているとの評価がある一方、オリジナルが欲しいという人もいる。
 また、Gunner Gripsは新進のカスタムファクトリーであるNighthawk Customsによって採用されていたが、僅かな期間でNighthawkはGunner Gripsの扱いを止めてしまった。今では自社オリジナルのゴルフボール・パターンのG-10製グリップを売っている。
http://nighthawkcustom.com/detail.aspx?ID=133
 Gunner Gripsは65ドルなのにこちらは90ドル近い…。パクリなのに理不尽だ。
 昨年紹介した(新しい流行、MIL-TACのグリップ)は順調に採用メーカーを増やし、多くのショップで扱われるようになった。
 MIL-TACのオリジナルデザインを作ったLarry Davidsonはこれとは別にカスタムグリップを作り続けている。彼に直接注文したものが今週届いた。

 シュレッダーの名を持つこのグリップは滑りにくさを高めたもので、グローブ使用しないと連続して使うのはきつい。なお、彼のグリップはシビアに作られているのでWA社のガバに無加工で装着することはできない。しかしG-10の粉末は吸引すると有害なので加工の際には要注意だ。