今月号(2009年1月号)のGun誌の中で最も印象に残ったのはギリシアで開催された兵器ショーのDefendory 2008の記事だ。このショーではロシア、ヨーロッパの銃器を中心に珍しいものが展示されており、中でもOTs-38スチェッキン・リボルバーはその特殊なメカニズムと外観で異彩を放っている。
http://world.guns.ru/handguns/hg194-e.htm
Gun誌を見た人には今更だが、これはロシア連邦保安庁FSBの要求によって特殊部隊用に作られたリボルバーである。フルオートピストルのスチェッキンAPSで有名なIgor Stechkinがデザインした。
普通のリボルバーと異なり、一見銃身のように見える部分は内蔵式のレーザーサイトで、下のほうが銃身となっている。シリンダーのスイングアウトも独特で、マニュアルセイフティがある点も通常のリボルバーと異なる。PSS消音拳銃に使われているものと同じ消音弾を使用する。