ブロンズ製の拳銃

 青銅(ブロンズ)を銃の素材に使うのは、古い時代にはいくつか例がある。
 古い時代のリボルバーに良く見られるのが、自動拳銃に使用された例はほとんど無い。
 今回紹介するのは、その極めて珍しい例だ。
 http://www.museum.nps.gov/spar/vfpcgi.exe?IDCFile=/spar/DETAILS.IDC,SPECIFIC=10277,DATABASE=objects,ORDERBY=CATNBR,LISTIDC=/SPAR/BROWSER.IDC,RECORDMAX=10,RECNO=1632,WORDS=m2
 The Bronze 1911 pistol -The Firearm Blog
 ここで紹介されているブロンズ製の1911は1932年にスプリングフィールド工廠で試作されたものだ。
 現在は同兵器工廠の博物館であるSpringfield Armory Museumで展示されている。
 スライド、フレームの素材に耐食性に優れたブロンズ合金"brastil"が使われている。
 試作品はテスト結果は良好だったが、結局試作のみで終わった。
 製造上の問題やコストの問題があったのではないかと考えられている。