USSOCOMで購入するはずだった5.56mm口径のFN SCARがキャンセルされたとの報があったが(USSOCOM、FN SCAR Mk-16をキャンセルする - 火薬と鋼、その後の情報が錯綜している。
まず7月1日に改めてSCARにまつわるFN社のプレスリリースが公開された。
http://www.fnhusa.com/mil/press/detail.asp?id=87
これは軍のSCARプログラムの背景を説明し、改めてSCAR、特にMk16に問題がないことを強調する記事だった。
このプレスリリースはSOCOMのキャンセルへの反応であり、Mk16は実力上問題がないことを宣伝しているのだと思われた。
例えば下記URLのブログでもそうした解説を付与している。
FN responds to the cancellation SOCOM's SCAR order -The Firearm Blog
また、このSCAR Mk16のキャンセル問題を報じたKit Up!でもエントリを上げている。
FN Fires Back on Mk-16 Death | Military.com
ここでは5.56mmバージョンの購入中止は銃の性能の問題ではなく、銃弾の性能の問題と認識されている。
要するに5.56mmより7.62mmのほうが今後重視されるという認識だ。
しかしその後、7月7日にFN社から別のプレスリリースが公開され、話がまた変わってきた。
Welcome | FN HERSTAL
ここでFN社は、明確に5.56mmのSCARの採用中止という情報に反論を述べている。
あるいはレシーバーを共有してコンポーネントで複数のバリエーション対応するからキャンセルではないという話かもしれないが、これまでのところKit Up!上にFN社に対する反論はあがっていない。
さてどうなるか。
(追記)
Kit up!にFNのプレスリリースへの反応が出た。
SCAR Mk-16 Reverb (To Buy or Not To Buy) | Military.com
ここではFNの主張がSOCOMからの情報と合致しないと述べられている。
結局これでは誰が正しいのかわからない。
今後もこの件についての情報がまた出てくることだろう。