19世紀のサメの歯の剣

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論文 Shark Tooth Weapons from the 19th Century Reflect Shifting Baselines in Central Pacific Predator Assemblies


ギルバート諸島の19世紀の剣―サメの歯を埋め込んだ武器―の歯から、現在ではその海域に生息していないサメが明らかになったという。
Joshua Drewらの研究によると、この武器には2種類のサメの歯が埋め込まれており、それがホウライザメとドダブカの歯であることが分かった。これらのサメは現在ではこの海域に生息しておらず、乱獲によりいなくなった可能性が考えられている。
ギルバート諸島ではかつて島民はサメの歯を武器に多用しており、サメの歯を埋め込んだ武器にはメリケンサックから槍まであるという。ドリューらはこうした武器122点を調査した。
このギルバート諸島のサメの歯の武器の存在は1840年代から西洋人によって報告されており、日本でも本で一部紹介されたので知っている人がいるだろう。
宣教師の記録によると、島民は部族間戦争でサメの歯を使った武器、ココナツの紐を編んだ鎧、ハリセンボンの皮でできたカブトで戦ったとある。


ハリセンボンの兜の写真がある記事


サメの歯を使った武器もハリセンボンのかぶとも検索すれば色々な画像がみつかる。
shark tooth weapon - Google 検索
どれも痛そうで、こんなもので戦争するのは大変なことだっただろうと思われる。