以前、ロシア軍特殊部隊のシャベル術の映像 - 火薬と鋼で軍用シャベルを使った格闘術について紹介した。この例に限らず、ロシアの軍隊向け格闘技（コンバットサンボ、システマ等）や米陸軍の格闘技など、ほとんどが全長50cm程度の短いシャベルを使っている。
歩兵の携行用に採用しているシャベルが短いものだからだが、ロシア軍では今も独特の長いシャベルが採用されている。
AZART-Bというシャベルがそうだ。一般に使われているシャベルとは特に柄の作りが違う。T字型でもΔ型でもなく、単なる棒状の柄になっているのだ。
ソ連軍・ロシア軍ではAZART-B以外にもこうした棒状の柄の長いシャベルが何種類か採用されていたようだ。
カドチニコフ・システマではこうした長い軍用シャベルを使うことがあり、動画でも見ることができる。
やっていることの根本はよくあるカドニチコフのデモンストレーションと同様だが、長大なシャベルをうまくコントロールしている。
