新しいロシア軍用ナイフ・銃剣

下に書いたロシア軍の装備の話題と関連して、ロシア軍の新しい銃剣について書いておく。
ロシア軍では他の装備と同様に新しい銃剣のテストも進んでいる。一つはI.A.スクリレフがデザインしたものだ。
この銃剣のプロトタイプは、2012年頃から報道で見かけるようになった(下の記事の10番の画像)
Медведев ознакомился с экспериментальным комплексом экипировки для военных "Ратник-2" и поучаствовал в испытаниях стрелкового вооружения - Архив - ТАСС
スクリレフ追悼記事でもこの銃剣が紹介された。
Боевые ножи: оружие или инструмент » Военное обозрение
ブレードは銃剣らしく刺突に向いた鋭いシルエットだが、ブレードの加工もハンドルの加工も手が込んでいて量産向きには見えない。プロトタイプだからだろうか。


もう一つはKAMPO社が製造したものだ。KAMPO社はダイビングや航空宇宙分野、医療用の酸素供給などライフサポートシステムを製造する会社である。ダイバー用の機器を作る流れから、軍用ダイビングナイフも開発、製造している。
銃剣の製造は今回が初で、同じデザインを基にコンバットナイフ“6Х9”と着剣機構がある銃剣“6Х9-1”とを開発した。
こちらは製品情報が公にされている分情報も多い。
REENACT&GEAR • Просмотр темы - Всяческие ножики
http://www.all4shooters.com/ru/novosti/aksessuary/2013/Novyye-armeyskiye-nozhi-KAMPO-aksessuary/
従来のロシア軍銃剣と似ている要素が全くと言っていいほどない。ブレードの刃の角度が途中で変わるという独特の形状になっている。