ノルマンディー上陸作戦記念イベントで思い出したこと

ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典が様々なニュースになっている。
そこでふと1994年6月6日のノルマンディー上陸作戦記念式典のイベントのことを思い出した。
当時、私が受けていた英語のクラスではテキストとして英字新聞が使われていて、1994年6月6日の新聞はノルマンディー上陸作戦50周年記念式典が大きく一面で記事になっていた。普通なら記事のいくつかのセンテンスを生徒が訳し、先生が訂正や解説を加えるのだが、この時は軍事―それも歴史的な話題なだけになかなか進まなかった。一番の問題は、英語の先生にも分からない記述があったということだ。
先生が説明できなかった文章にはknife in bootだったか、knife from bootだったか…ともかくナイフとブーツとを関連づけた記述があった。これは前提知識がなければ分かりにくい。
当時からその種のことに詳しい私がその説明をする羽目になり、イギリス軍などが使っていたナイフは、シースごとブーツに装着する例があったことを説明したのであった。あの記事、英語圏ではどの程度理解されたのだろう。日本よりは理解されやすいと思うが…。