ロシア武術・ペルナーチ

公式サイト http://xn-----6kcaggbtcbpupl8ccf5cbavt3f4f.xn--p1ai/
2014年10月に開催される「ロシア連邦民族・伝統武道団交流演武会」の告知にコサック武術の記述があったが、具体的にどのような武術かの説明がなかった。そこで、告知にあった画像に出てくる服や人物から該当する武術を探してみた。その結果、このイベントに出場する武術を特定することができた。公式サイトで今度のイベントについての情報もあるので間違いない。
今回紹介するのは、このロシア連邦民族・伝統武道団交流演武会に登場するコサック武術、ペルナーチ(перначъ)だ。ペルナーチはもともとロシア語で打撃武器のメイスを意味している。メイスはコサックの長のシンボルとしても使われたという。
ペルナーチはロストフのコサック武術団体で、1992年にコサック復興運動の隆盛の中で生まれた。ドン・コサック(ドン川流域のコサック)の伝統を踏まえた徒手格闘、コサック・サーベル(シャシュカ)、ダガー、コサック鞭(ナガイカ)など伝統的な色彩の強い武術を指導するほか、軍事訓練なども行っている。シャシュカの練習やデモンストレーションでは音楽を流しながらのものが多い。また、ナイフを使う場合には防具をつけてのスパーリングや試合も行われている。


全般を紹介したデモンストレーション

ナイフ、シャベルなど軍向けの技術のデモンストレーション

途中を金属の輪でつないだドン・コサック式のナガイカなど武器術中心の動画