システマから:倒した相手をコントロールし続ける

先週日曜日のシステマの練習とちょっと関わる動画を紹介する。
動画は2010年、ニューヨークシティでヴラディミア・ヴァシリエフ師が行ったデモンストレーションから。
注目するのは0:20からの部分。

0:32-0:36のようにナイフを持っている人間をテイクダウンしたからと言って安全になるわけではなく、倒れかかった体勢や倒れた体勢でも切ったり突いたりできる。
相手のバランスを崩しただけで安心せず、相手を把握し、制御し続けることが重要だ。相手と離れた安全な距離を作るということもある。
特に刃物を持っている人間は僅かな動きで攻撃可能なため注意が必要だが、素手素手でも気を抜いて良いわけではない。
攻撃でも防御でも動き・技の前後に意識が抜けやすい段階というのがあって、そうした意識の起伏、抜け落ちをなくしていく必要がある。