- 以前から漫画の中のロシア武術システマについて紹介しているが、気になる点全般についてまとめたことはなかったので書いてみる。
- 対象は漫画に限った話ではなく、商業出版の小説やネット小説まで含む。
- 前提として、リアルな解説・描写は面白さにつながるとは限らないが、現実との違いを指摘する意義は面白さとは別にある。
- まず、システマの呼吸法について
- システマの戦い方について
- 現状、創作の中でシステマを説明する表現の多くはシステマ練習者向けに書かれた文章の流用であり、創作としてうまく読者に伝える表現になっていないものが多い。
- 「システマ使いならではの動きや戦い方はどのようなものか」という点があまりイメージされていない。
- 登場人物の戦いぶりを見て「あれはシステマだ!」とか「あれはシステマとも違うようだ」といった説明を他の人物がする作品がいくつもあるが、何を見てそう判断しているのか分からないことがある。また、注目するポイントがおかしいこともある。
- システマに固有の構えや型、イメージしやすい技名がない以上、結構ハードルが高い。
- システマを同定できる動きの一つにはローリングと呼ばれる受身(体勢変更や攻撃にも使う)があるが、ローリングが登場する作品は少ない。
- 参考にシステマのスパーリングの動画を紹介する。